バイクは、一度購入すればそのまま継続して乗り続けることは困難です。
ランニングコストとして、ガソリン代やメンテナンス代などが発生します。
また、タイヤは消耗品であり摩耗した場合は交換して処分しなければなりません。
廃タイヤを処分する場合、どのような方法があるのでしょうか?
この記事では、バイクの廃タイヤの適切な処分方法を紹介します。
バイクの廃タイヤとは、主にタイヤの摩耗によりこれ以上使用するのが危険と判断された際にタイヤ交換して発生することが多いです。
また、バイク自体を廃車にすることで発生することもあります。
廃タイヤを処分する際には、以下のような点に配慮しなければなりません。
それぞれについて、詳しく解説します。
廃タイヤは、廃プラスチック類に分類されます。
廃プラスチック類は廃プラと呼ばれることが多いのですが、実は産業廃棄物の定義の一つである限定列挙された20種類に該当する事業活動で発生した廃棄物という定義となるのです。
廃タイヤの他にも、合成ゴムくず、合成繊維くず、ビニールシート屑などが廃プラに該当します。
産業廃棄物と聞くと、一般家庭で排出されるものには該当しないイメージがあるかもしれませんが、廃タイヤは産業廃棄物となるので注意しましょう。
先に解説した通り、廃タイヤは産業廃棄物として該当します。
それでも、粗大ごみとして廃棄したいと考えている方もいるかもしれませんが、実際には粗大ごみとして廃棄できません。
その理由としては、ゴムやワイヤーなどの素材を基に製造されているタイヤは、自治体での廃棄処分が困難です。
これにより、環境省が適正処理困難物に指定しています。
栃木県、茨城県、埼玉県の一部自治体では別料金で廃タイヤを回収ができる場合もありますが、ほぼ不可能であると考えるべきです。
どうしてもゴミとして処分したい場合、30cm以下のサイズに切断することで処分することは可能です。
但し、切断するために時間がかかるので、手間を考えれば他の方法で処分した方がお得という場合が多いです。
では、実際に廃タイヤを処分するためにはどのような方法があるのでしょうか?
主な処分方法と費用、そしてメリットとデメリットを紹介します。
ガソリンスタンドでは、単に給油ができるだけでなくタイヤ交換なども請け負っています。
また、バイクショップなどでもタイヤ交換をすることが可能ですが、タイヤ交換を行った後に発生した廃タイヤを引き取ってもらえるのです。
タイヤ交換時に発生した廃タイヤについては、処分料を請求できないというルールがあり、タイヤ交換料金に含まれています。
よって、処分だけで費用が発生することはありません。
ただし、持ち込みで廃タイヤを処分してもらう場合は、数百円程度の費用が発生します。
ただ、手軽に処分できますしガソリンスタンドであれば数が多いので近くの店舗で処分できるメリットがあります。
廃品処分業者は、タイヤに限らず不要になったものを回収してくれる業者のことです。
よくトラックなどでスピーカーで広告を流しながら回収しているのが、廃品回収業者です。
廃品回収業者の場合、自宅などにも訪問してもらえるので、簡単に処分することができます。
また、破損したタイヤなどでも問題なく処分ができます。
ただし、廃タイヤに関しては引き取り手数料を取る場合が多く、1本当たり1,000円~2,000円程度と高めであるのが難点です。
また、中には信頼できない業者もあるので業者選びも重要な要素となります。
リサイクルショップは、基本的に安価に商品を買い取って、それを自社で販売することを目的として廃タイヤを引き取っています。
よって、廃棄費用はかからず逆に千円程度の売却益を得ることができるのです。
ただ、あくまでも使用できるタイヤのみを買い取ることになるので、すでに溝がすり減って使用できないような廃タイヤは買い取ってもらえません。
また、あまりに古いタイヤもゴムの劣化が懸念されるため、買い取り不可となるケースが多いです。
ネットオークションでも、廃タイヤを販売することが可能です。
少しでも安く購入したいという方が多く、多少劣化したタイやでも数千円と思わぬ高値で売れる可能性があります。
ただし、確実に売れるという確証はありません。
また、最終的には個人売買となるので落札者との間でトラブルが発生した際に、面倒なことになるというケースもあります。
廃タイヤの処分は、意外と多くの方法で処分できますが一般ゴミとしての処分は実質的に不可能です。
なるべく手間をかけずに処分したい場合は、無料処分業者がおすすめです。
無料処分業者ではバイク本体の引取と一緒になら処分することができます。
処分する前に無料処分業者に相談してみることをおすすめします。
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